Typhoon swell session with master
Chigusa Nishiyama @Chigasaki
Photos & Story by*
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毎週、台風のうねりがヒットしている
湘南エリア。サイズはそんなに無いが、
各エリアも最高のファンサーフの波だった。
鈴木彩加プロがハワイに帰る直前、
台風14号の師弟セッションと、
先日の台風17号のうねりでの
親子セッションの模様をお届けしよう。
まずは、9月20日の夕方のお話。
鈴木彩加と西山千草の2人は一緒に
波の良い場所を探しまくり、、
色々悩んだ結果茅ヶ崎で
波乗りをする事になった。
URBAN RESEARCH TAHARA PRO 2022
上のコンテストレポートでも書いたが、
西山千草プロは、まだ小学生の頃の
鈴木彩加や、西村優花プロなどの
子供達と一緒に毎年四国に夏休みの
合宿をして教えていたのだ。
正に鈴木彩加の師匠なのだ。
鈴木彩加プロは、2018年度の
日本人初のワールドチャンピオンに
輝いた。西山千草プロが居なかったら、
この快挙は実現していなかったかも知れない。
この日の波は、台風の余波で
セットで頭ちょい、風はオフショア。
天気はあいにく結構曇っていた。
ミドルからのセクションは
こんな感じの波。この波は
何故か誰も乗らなかった。
Ayaka Suzuki Crilley
インバーテッドエアーを決めた
鈴木彩加の得意技と言っても過言ではない。
流石ワールドチャンプ!
Chigusa Nishiyama &Ayaka Suzuki
西山千草と鈴木彩加の両プロ。
Chigusa Nishiyama
エルロロをして着地した後に
リーシュが外れて板を取りに
走って戻る西山千草。
波に乗って戻ると、いつも仲良く
2人で楽しそうに会話していた。
このポイントは鈴木彩加の
ホームポイントなので沢山の
ローカルサーファー達と久し振りに会話していた。
Ayaka Suzuki Crilley
DKも以前よりもかなり上達したのは
彼女の旦那様のお陰かも。
Ayaka Suzuki Crilley
ワールドツアーレベルのクイックで
パワーのあるリバーススピンを
披露した鈴木彩加プロ。
この波でも超早くスピンをかけて、
スプレーを飛ばしていた。
流石ワールドチャンプの貫禄だ。
Ayaka Suzuki Crilley
日本に帰国してから毎日スケジュールが
パンパンだと言っていた鈴木彩加。
この日は短い時間だったが、
久し振りに超リラックスして楽しんでいた。
この波ではスピンした後に、DKスタイルで
最後まで波に乗っていた。
Chigusa Nishiyama
この日は多くのサーファーで
賑わって混んでいた。
良い波の数も少ない中、
お手本になるエルロロを
見事に決めた西山千草プロ。
キレがあり、高さもあり
パワフル&クイックで完全な
エルロロを魅せてくれた。
この波で締めくくり、笑顔で上がって来た。
トッププロとしてプロツアーの
コンペシーンを引退してからは、
4人の可愛い子供さんとサーファーの
旦那さんと、幸せに暮らしながら、
子育ての合間に波乗りをしている
このスタイルは本当に最高だと思う。
4人も子供さんが居るのに、、
このエルロロは本当に凄い!!
Chigusa Nishiyama
最後の最後に素晴らしい
エルロロを決めて超笑顔で上がって来た西山千草。
Chigusa Nishiyama & Ayaka Suzuki Crilley
笑顔で上がって来た西山千草と鈴木彩加。
1時間ちょいの短いセッションだったが、
超久し振りに地元で波乗り出来て、しかも
師匠との最高の波乗りが楽しめた鈴木彩加。
西山千草は子供のお迎えに、鈴木彩加は
両親との特別なディナーがあるとの事で、
2人の師弟セッションは終了した。
お疲れ様〜ありがとう〜!
Yoriko Nagasawa
長沢依子プロが入れ替わりに
入って来たので撮影続行。
潮が上げてきて中々良い波が
来なくなったが、流石プロだ。
残り2戦あるJPBAプロツアーの
試合でも頑張って欲しいと思う。
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そしてこの日から8日後の、
9月28日の台風17号のうねりでの
親子セッションの模様をお届けしよう。
毎週のように台風が発生しているが、
今回もコースが悪くてそんなに波は
超デカくはならなかったけれど、
頭〜頭半という感じのファンサーフ
コンディションだった。
色々な場所をチェックしたが、
このままでは何も残らないので、
近藤義忠プロに連絡してみた。
大木幸子プロ、大木咲桜アマの
親子が鎌倉から来るとの事なので、
急遽平塚エリアに向かった。
風は午後からオンショアになったが
波はまだ頭オーバーは来ていた。
夕方4時過ぎに入った大木親子を撮影した。
Sara Ohki , Yoshitada Kondo ,
Sachiko Ohki 写真左から、
大木咲桜、近藤義忠、大木幸子
3人でサンセットタイムの
夕方パドルアウトした。
この後、近藤義忠プロは上がり、
大木親子のビデオ撮影をして
ワンポイントアドバイスをしていた。
Yoshitada Kondo , Sara Ohki
Sara Ohki , Sachiko Ohki
夕方波のサイズはまだセットで
オーバーヘッドあったが、
あいにくオンショアの風だった。
バレーボールの練習をしている少年達。
風くらっているオンショアの
厳しい難しいコンディションでも
集中して波乗りをした大木咲桜。
彼女はまだ高校2年生だが、
今年、宮崎で行われたNSA
全日本選手権に出場したり、
NSA全日本級別選手権1-2級で見事優勝したり、
先日伊豆で行われた、
SHIRAHAMA MARINER CUP2022
でも見事に優勝している!
次世代を担う選手に成長している。
まだまだこれからだが、
今後も大木咲桜選手の成長が超楽しみだ。
日本人のウィメンズの未来は明るい。
The cloudy sunset is still beautiful…
雲がかかった夕日も綺麗だった。
母でもある大木幸子プロ。
プロサーファーの大木新次と
大木咲桜の波乗りファミリーだ。
先日伊良湖で行われたJPBAプロツアー
第3戦目で、史上初の大木親子同じヒートで、
揃ってQF準々決勝に勝ち進んだ。
Sara Ohki and Sachiko Ohki
親子でこんな風に波乗りを
一緒に出来て本当最高だと思う。
日が短くなり、晩秋を思わせる
夕方の短い親子セッションだったが、
学んだ事も大きかったと思う。
特に印象的だったのは、
大木咲桜ちゃんが頭オーバーの
クローズセクションに板を当てに行き
エルロロをしていた事だった。
本当に将来が楽しみな選手だ。
と言うわけで、今シーズンの
台風のコースが悪くてあまり
超特大の波は立っていない湘南エリア。
これからも被害が無く、良い波だけが
届きます様にと祈願しよう。
お疲れ様でした!!
One more thing…
先日ポルトガルで行われた
IBCワールドツアー
シントラプロで我らが日本の
大原沙莉選手が強豪選手を
撃破して見事優勝したのは
記憶に新しいが、その試合で
20歳の山下海果選手も大健闘し、
凄く良い感じの日記を書いてくれた。
まだご覧になっていない方は、
是非チェックして下さい♪
なみかのワクワクポルトガル日記
See You Next Swell !